超音波を用いて腹部の臓器の状態を調べる検査です。
肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓、膀胱、前立腺、子宮、大血管の様子を観察することができます。
◆腫瘍性の病気
◆脂肪肝、胆石、胆嚢ポリープ、膵炎、膵嚢胞、脾腫、腎結石、水腎症、尿管結石、膀胱結石、前立腺肥大、子宮筋腫、大動脈瘤など
▶仰向けの状態でベッドに寝ていただきます。
▶腹部全体に検査用のゼリーを塗り、プローブを腹部にあて各部位を観察します。
▶検査中は観察する部位によって、大きく息を吸う・息を止める指示をさせていただきます。指示にあわせて呼吸をお願いします。
▶検査時間は10~15分程度です。
超音波を用いて甲状腺の肥大や萎縮などの大きさ、腫瘤の有無を確認します。
◆健康診断などで甲状腺の腫れを指摘された方
◆血液検査で甲状腺ホルモンの異常を認める方
超音波を用いて心臓の動きや構造、心臓内の血流を観察する検査です。
◆心臓の大きさ、形、心臓の壁の厚さ、動きがわかります。
疾患例:心筋梗塞、拡張型心筋症、閉塞性肥大型心筋症など
◆弁の異常、血流の流れがわかります。
疾患例:弁狭窄症、弁閉鎖不全症、弁逸脱症、心房中核欠損症など
▶体の左側を下にした状態でベッドに寝ていただきます。
▶胸に検査用のゼリーを塗り、モニターを見ながらプローブを胸にあて、心臓の各部位を観察します。
▶心臓を見やすくするため、深呼吸をお願いすることがあります。
▶検査時間は体形や疾患の有無により異なりますが、おおよそ30分程度です。
超音波を用いて動脈硬化の進行度、頸動脈の詰まり具合、プラークの有無を観察する検査です。
脳梗塞や心筋梗塞などのリスクを判断することが可能です。
◆高血圧、糖尿病、脂質異常症など生活習慣病のある方
◆脳卒中や心臓病の既往のある方
食道・胃・十二指腸の状態を確認する内視鏡検査です。一部組織を採取して(生検)病理診断を行うことができます。
当院では経口内視鏡を実施しております。
▶体の左側を下にした状態でベッドに寝ていただきます。
▶口から内視鏡を挿入し、十二指腸まで見ていきます。
▶検査時間はおおよそ15分程度です。
〈経口内視鏡のメリット〉
◆画質が良くライトも明るいため、病変部分をより鮮明に見られる。
◆検査時間が経鼻内視鏡と比べ比較的短い。
◆食道がん、胃がん、十二指腸がん
◆胃潰瘍、十二指腸潰瘍
◆逆流性食道炎、胃炎
◆ポリープ
◆ヘリコバクターピロリ菌
◆みぞおちや腹部に痛み・不快感のある方
◆吐き気を感じる方
◆胸やけ・胃もたれがする方
◆喉がつかえた感じがする方
◆食欲不振・体重減少のある方
◆黒い便が出る方
◆喫煙・飲酒機会が多い方
◆胃透視検査(バリウム)で異常のあった方
◆ピロリ菌が心配な方
◆胃潰瘍・十二指腸潰瘍の既往のある方
心臓のポンプ機能が低下して、体が必要とする血液を十分に送り出せなくなった状態です。
心不全になると、心臓から十分な血液を送り出せなくなり、体に必要な酸素や栄養が足りなくなるので、坂道や階段で息切れがしたり、疲れやすくなります。
また、腎臓に流れる血液が少なくなると尿の量が減り、余分な水分が体内にたまっていきます。
その結果、足の甲やすねがむくんだり、体重が短期間で2~3㎏増加したりします。
◆食事で気をつけること
塩分の制限が最も重要になります。
1日6g未満を目標に、塩分を摂り過ぎないこと大事です。
塩分を摂り過ぎると、体の中に水分を溜め込んでしまい、心臓に負担がかかって心不全になりやすいです。
漬物、梅干し、醤油、味噌汁、ラーメンなどの汁には塩分が多く含まれています。
◆運動で気をつけること
無理のない程度の運動を行い、心臓や体の衰えを予防しましょう。
動かないでいると心臓や体の働きは衰えてしまいます。かといって動き過ぎると心不全は悪化するので無理は禁物です。
◆生活で気をつけること
毎日体重を記録して短期間で増量していないかを確認します。
むくみに関しては靴下の跡がずっと残っていないか、自分で足を押してみて凹みが残らないかを確認します。
体重増加やむくみが悪化していれば早めに相談しましょう。